東京都調布市でDIYを用いて家をリノベーションする鈴木さんにインタビュー
大家の鈴木柄美さんは、古い戸建やマンションの味を残しDIYも行って再生するのが得意。以前、物件ファンに掲載した「トウフハウス」も、鈴木さんのアイデアやセンスの光るレトロでかわいい戸建てでした。
しかし、トウフハウスは東京都内とはいえ調布市の仙川駅から徒歩14分、駐車場無、築40年以上、家賃もエリアの相場よりは高め……一般的には「有利」とはいえない条件でした。それでも鈴木さんは「物件ファンのおかげで理想的な入居者さんに出会えた」と語ります。
そんな鈴木さんに、愛のある大家さんとして物件と向き合う方法、そして魅力的な入居者さんに出会う秘訣を伺いました。
【どんな物件?】
東京都調布市 / 2階建て戸建て / 築40年以上 / 仙川駅より徒歩14分 / 67㎡
▼ 物件記事はこちら
「トウフハウス」という名の家には物件愛と自由さが詰まっている|東京都調布市 賃貸 67㎡
—— 鈴木さんはDIYをする大家さんとして、不動産系のメディアにも出られていますよね。また、鈴木さんが所有する物件はどれも賃貸だけどDIY可能な物件です。
「DIYを取り入れるスタイル」に至った理由はあるのでしょうか。
鈴木さん: DIYは夫婦でやっているんですが、以前は2人ともリフォーム会社勤めで現場の細かい作業を社員総出でやっていたのと、自宅もちょこちょこDIYしていました。
もっとルーツを辿れば、私の祖父が大家さん業をやっていて、そのアパートも古くなってきて改装可能だったんです。廊下を通ると開いた玄関ドアから思い思いに改装された素敵な室内が見えて。子供の頃からインテリアや建物が好きだったので、とワクワクした覚えがあります。だから自然と「DIYっていいよね」と思えるというか、暮らしを豊かにする手段として当たり前のような感覚がありますね。
—— なるほど。トウフハウスはリビングの床なんかもDIYで張り替えられていますよね。別の媒体で、「一見、築古の戸建てに昔からあったように見える床だけど、実は新品のフローリングを入れている」というのを読んでびっくりした覚えがあります。